Lovable・Base44 の主なアップデート(2026年10月19日〜26日)
デスク調査
今週(2026年10月19日〜10月26日)、Lovable・Base44・bolt.new の公式ページを確認したところ、合計21件の更新がありました。内訳は Base44 が19件、Lovable が2件です。bolt.new のリリースノートは各項目に日付が表示されないため、確認できなかった項目として扱っています。
中心は Base44 の「セキュリティスキャンの定期実行」と、Lovable の「自社クラウドに本番アプリを置く」機能です。いずれも「作ったものを安心して外に出せるか」「社内のルールや監査に載るか」という、非エンジニアが困る点に直結します。
Lovable のアップデート(2件)
Enterprise 機能の10月まとめ(10月20日)
10月に出た大企業向け機能を1本にまとめた公式エントリです。
- 何が変わったか: 自社の AWS アカウントや Azure サブスクリプションの中にアプリを置く「Deploy on AWS / Deploy on Azure」がプライベートプレビューで始まりました。暗号化キーを自分で管理する仕組み、EU 圏内でAIの処理を完結させる設定、複数ワークスペースをまとめる「Organizations」、公開前のレビューを必須にするポリシー、監査ログの外部出力も同時に発表されています。
- 誰に何ができるようになるか: 中央のITチームが「ルールは一か所で決め、公開前のチェックは自動で回す」運用を組み立てられるようになりました。社内のデータを読むアプリを社外に出さずに運用する選択肢も増えました。
- 公式リンク: 公式記事(10月20日)
認証の責務の考え方(10月21日)
- 何が変わったか: 「Lovable の認証はプラットフォーム向けで、作ったアプリ側の責任は自分」という考え方の解説です。SOC2・ISO 27001・GDPR・AIUC-1 が何を保証し、自分の案件ではどう捉えればよいかを纏めてあります。実装変更ではなく、判断基準の説明です。
- 誰に何ができるようになるか: アプリを顧客や監査に提出する担当者が、プラットフォームの認証と自作アプリの責任を切り分けて説明できます。
- 公式リンク: 公式記事(10月21日)
Base44 のアップデート(19件)
セキュリティスキャンの定期実行(10月22日)
セキュリティセンター(※配下のアプリを一括で点検する画面)で、実行するタイミングを選べるようになりました。
- 何が変わったか: 毎週・毎月の実行曜日を設定でき、履歴が残り、検出した項目を一覧の列として追加でき、アプリ所有者に通知できます。スキャンにはクレジット(※利用枠)を使います。
- 誰に何ができるようになるか: 複数のアプリを運用する管理者は、点検の手間を自分で動かさずに済みます。
- 公式リンク: 更新履歴(10月22日) / 設定手順
招待の一括化と Superagent の Data タブ強化(10月22日)
- 何が変わったか: 招待画面がメールアドレス一覧のファイル(※CSV など)を受け取れるようになり、1人ずつ貼り付ける作業が不要になりました。Superagent(※組み込みAIアシスタント)の Data タブは列の種類を見分け、表示形式をボード・カレンダー・ギャラリー・フィードに切り替えられるようになりました。
- 誰に何ができるようになるか: メンバーをまとめて招待する管理者と、表のデータを扱う担当者の手作業が減ります。
- 公式リンク: 更新履歴(10月22日)
動画生成と共有コネクターの権限(10月21日・10月20日)
- 何が変わったか: 動画モデルに Wan 3.0 が加わり、Seedance 2.5 は最大1080pで書き出せるようになりました。共有コネクター(※外部サービスとの接続設定)ごとに読み取り・読み書き・個別の権限を選べ、AI に修正を頼んだ際は悪用できない指摘が理由付きで自動的にクリアされます。
- 誰に何ができるようになるか: 広告用の動画をアプリ内で用意したい人と、外部データに渡す権限を絞り込みたい管理者に朗報です。
- 公式リンク: 動画生成(10月21日) / コネクターの権限(10月20日) / 指摘の自動クリア(10月20日)
開発者向けの4件(10月19日〜10月22日)
- 何が変わったか: ホワイトラベル(※他社ブランドで提供するアプリ)の開発者はビルドの進捗をリアルタイムで受け取れます。コマンドラインから API を検索・実行でき、AI には読み取り専用モードを使わせることもできます。AI チャットの Webhook(※外部への自動通知)イベント名は `chat.turn_started.v1` などに改められ、旧名を設定したエンドポイントには通知が届かなくなります。Compliance API にもワークスペースの項目が追加されました。
- 誰に何ができるようになるか: 自社製品に Base44 を組み込む開発者は待ち時間を減らし、外部連携の受け口を移行できます。
- 公式リンク: ライブ更新(10月20日) / CLI(10月19日) / Webhook改名(10月21日) / Compliance API(10月22日)
日常の作業を短くする更新(10月19日〜10月21日)
- 何が変わったか: ログの時間範囲指定、テンプレート検索の精度向上、Google Ads キャンペーンの一時停止、Base Code の複数プロジェクト別プレビュー、リポジトリの Skills(※AIへ渡す作業指示書)一覧、Telegram での Superagent 運用、購入ドメインの移管など、地味に効く改善が続きました。
- 誰に何ができるようになるか: 広告運用や障害の調査、データ整理を日常にする人は、それぞれの手順が1〜2つ短くなります。
- 公式リンク: 更新履歴(10月21日) / 更新履歴(10月19日)
次に実際に検証したいこと
- 定期スキャンを1週間だけ有効にして、クレジットのかかり方と通知が実際に使える場面を確認したい。
- Deploy on AWS の対象プランと申請手順を公式ページで確認したい。
- 旧 Webhook 名を使う自作連携が、改名後も通知を受け取れているか見たい。
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