MCP(Model Context Protocol)とは
MCP とは Model Context Protocol の略で、AI アシスタント(LLM クライアント)が他のアプリやデータソースとやり取りするための 共通規格 です。本記事では、9月時点で関連リンクが3社すべての公式ドキュメントに登場している背景を踏まえ、MCP の正体を1分で把握できる粒度で整理します。
定義(1文)
MCP とは “AI ツールが別のツールに”お願い”を出す手順を、標準化したプロトコルです。
3社のドキュメントでの呼び方・位置づけ
- Lovable: 公式ブログ “MCP 101” で “AI ツールに Lovable を操作させる共通手順” と説明。Lovable MCP を使うことで Claude や ChatGPT、Cursor、VS Code から Lovable プロジェクトを直接生成・編集できます。
- Base44: Using Integrations と Managing MCP connections で、外部サービスを取り込む手段として MCP を位置づけ。”App MCP” では逆に Base44 製アプリを外部 AI から呼び出せるようにする規格も整備されています。
- Bolt: Connect an MCP server で、Notion / Linear / GitHub などを “Built-in connector” として接続する手順を案内。”Custom MCP server” で Slack や Google Workspace などの任意のサーバーも追加可能です。
初心者向けの例え
Lovable の公式ブログにとても良い例えがあったので借ります:
API は “厨房の注文システム” で、どんなリクエストを受け付けるかを厳密に定義します。MCP は “お客様の前に置かれたメニュー” です。何が頼めるか、どう頼むかが書かれていて、お客様(AI アシスタント)は厨房の複雑な仕組みを知らずに注文できます。
— Lovable Blog: MCP 101 のレストラン比喩を要約
つまり、アプリは厨房、リクエストは注文書、MCP は”メニュー+オーダー手順”。MCP があることで、AI は毎回API仕様書を覚え直さずに、共通メニューから慣れ親しんだ手順で頼めます。
関連用語
- API: あるソフトウェアが外部に公開する操作口。MCP はこの API を”より AI 寄り”に整える層。
- OAuth: “AI にアプリ操作を代行させる”際の本人認証手段。3社とも MCP 接続時の認可方式として採用。
- Tool / Function Calling: LLM が外部関数を呼び出す機能。MCP は呼び出す”対象”を共通規格で見つけられるようにする仕組み。
- AGENTS.md: AI エージェントに対する”行動ルール”をテキストで書いたもの。Base44 では GitHub から取り込んだアプリを AGENTS.md に従わせる機能が追加されました(MCP とは違う”ローカルルール”層)。
どういう場面で効くのか
MCP の実用価値は、”Lovable でアプリを作る -> Claude からそのアプリを操作する” “Bolt から GitHub の Issue を直接作る” “Base44 から Linear のチケットを読んで要件にする” など、AI ビルダーと他の業務ツールをまたぐ”いつもの作業”を 1コマンドで繋ぐときに最も発揮されます。
※ 2026年9月28日時点で、docs.lovable.dev / docs.base44.com / support.bolt.new の3社の公式資料を参照して作成しています。
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